【2026年】スマートロックおすすめ5選|比べるべきは「何で開くか」より「電池が切れた日に何で開くか」

この記事でわかること
  • 後付けのスマートロックは「鍵」ではなく、電池でサムターンを回すモーターだという話
  • 同じ「1日10回」の前提でも、電池の持ちが約6か月〜約500日まで3倍近く開くこと
  • 電池が切れた日に外からドアを開ける最後の手段は、5台とも結局「いつもの鍵」だということ
  • ドアに両面テープで貼る道具なのに、重さが約2.7倍違うという話
  • やりたいことから逆に引ける、タイプ別のおすすめ5製品

スマートロックを選ぶとき、たいていの人はどうやって開けられるかから比べ始めます。スマホ、指紋、顔、交通系ICカード、暗証番号。商品ページもそこを大きく見せてきます。

けれど、毎日使ううちに効いてくるのはそこではありませんでした。スマートロックはすべて電池で動いていて、電池はいつか必ず切れます。そのとき、玄関の外に立っているあなたが何で開けるのか。比べるべきなのは「何で開くか」より「止まった日に何で開くか」のほうです。

やあ、ペンギンのシラベーだよ。今回は玄関の話。指紋も顔認証もかっこいいけど、最初に見てほしいのは電池なんだ。5台を並べたら、電池の持ちも、切れたときの備えも、驚くほどバラバラだったよ。


後付けのスマートロックは「鍵」ではありません

この記事で扱う5台は、どれも工事不要の後付け型です。玄関ドアの内側にあるつまみ(サムターン)の上に本体をかぶせ、モーターでそのつまみを回します。

つまり、鍵そのものは何も変わっていません。外側の鍵穴も、いままでの鍵も、そのまま残ります。スマートロックがしているのは「あなたの代わりに、内側のつまみを回すこと」だけです。

ここから2つのことがわかります。

後付け型スマートロックの性格

①モーターを回すので、電池が切れたら止まる。②外側の鍵穴は残っているので、いつもの鍵があれば開けられる。この2つが、スマートロック選びの土台です。指紋や顔認証は、この土台の上に載る「入り口の種類」にすぎません。

だからこそ、まず比べるべきは電池です。


同じ「1日10回」でも、電池の持ちは3倍近く違います

5台のメーカーが公表している電池寿命を、どれも「1日10回の開け閉め」を前提にした数字で並べました。前提がそろっているので、このまま比べられます。

製品電源公表されている電池寿命1年あたりの交換・充電回数
SESAME 5CR123A ×2約500日(公式ストア)
公式製品ページは「1年以上」
約0.7回
SwitchBot ロック Ultra充電池 4,200mAh
+予備 CR123A
1回の充電で約1年
予備電池は約5年・最大1,000回
充電 約1回
SADIOT LOCK2CR123A ×2約6か月
低電力モードで約1年
約2回(低電力モードなら約1回)
SwitchBot ロック LiteCR123A ×2約6か月約2回
Dreame Sakura Lock Vision Pro内蔵バッテリー非公表不明

いちばん長いSESAME 5といちばん短い2台では、同じ使い方で約2.8倍の差があります。年に1回も替えなくていい機種と、半年ごとに替える機種が、同じ「スマートロック」という名前で並んでいるわけです。

そして5行目。カメラを積み、Wi-Fiに直接つながるDreameは、電池寿命が公表されていません。公式リリース、販売ページ、発売時の報道を当たりましたが、容量も持ちも充電時間も見つかりませんでした。

「1年あたりの回数」は本記事が計算したものです

右端の列はメーカーの指標ではなく、公表されている電池寿命で365日を割っただけの目安です。オートロックの回数、寒さ、ドアの重さで実際の持ちは変わります。5台とも「1日10回」という同じ前提で公表されているので、並べて比べることには意味がある、という位置づけで読んでください。


電池が切れた日、外から何で開けるか

では、電池が切れたらどうなるのか。5台の備えは、3つの段階に分けて読むとわかりやすくなります。

編集部メモ

①切れる前に知らせてくれるか(予兆)、②切れかけでも本体がもう少し粘るか(延命)、③完全に止まったら何で開けるか(最後の手段)。この3段で並べ直したのが下の表です。

製品①予兆(通知)②延命(本体の備え)③最後の手段
SESAME 5残量低下でメール通知公式記載なしいつもの鍵
SADIOT LOCK2-低電力モード(寿命を約2倍に)いつもの鍵(公式が携行を明記)
SwitchBot ロック Lite残量20%で通知(約2週間分)
最後はブザーと赤ランプ
微電流解錠いつもの鍵
SwitchBot ロック Ultra残量通知予備CR123A+微電流解錠(三重給電)いつもの鍵
Dreame Sakura Lock Vision Pro本体10%未満・キーパッド25%未満で通知非公表いつもの鍵

右端の列を見てください。5台とも、最後に頼るのは「いつもの鍵」です。SwitchBotも自社のロックについて、電池が切れたら従来の鍵で開けてくださいと案内しています。三重給電を持つUltraも、この前提の上にあります。

差がつくのは①と②です。とくに②は、本体に「切れたあとの電源」を別に持っているのがUltraだけ。予備のCR123Aが緊急解錠用に約5年・最大1,000回ぶん控えています。メインの充電池を切らしても、すぐには締め出されない設計です。

スマートロックにしても、鍵は持ち歩いてください

SADIOT LOCK2のメーカーは、「電池切れなどによる閉め出しを防ぐため、物理鍵は必ず携行してください」と公式に書いています。これは1社だけの話ではありません。スマホの電池切れ、アプリの不具合、本体の故障——どの場合も、外から開けられるのは鍵だけです。「鍵を持たずに出かけられる」は、スマートロックの宣伝文句であって、使い方の前提ではありません。

鍵を持ち歩くならスマートロックの意味がないって? そんなことないよ。毎日の開け閉めで鍵を出さなくていい、閉め忘れがなくなる。これだけで十分なんだ。鍵は「お守り」としてカバンの奥に入れておけばいいんだよ。


その重さを、両面テープが毎日支えています

後付け型は、ドアに両面テープで貼って取り付けます(SESAME 5は別売のマグネットでも固定可能)。つまり本体の重さは、そのままテープが毎日支え続ける重さです。

製品重さSESAME 5との比
SESAME 5約140g(電池込み・流通記載)1.0倍
SADIOT LOCK2約202g(電池2本込み)約1.4倍
SwitchBot ロック Lite約253g(電池込み)約1.8倍
SwitchBot ロック Ultra約377g約2.7倍
Dreame Sakura Lock Vision Pro非公表-

いちばん重いUltraは、4,200mAhの充電池と予備電池とアルミ合金の筐体を背負っているぶん、SESAME 5の約2.7倍あります。締め出されにくさと引き換えに、重さを持ったということです。電池の持ちと重さは、この5台ではきれいに表裏になっています。

貼る面の広さと素材を、先に確かめてください

サムターンのまわりに平らな面がどれだけあるか、その面が塗装か金属か化粧シートかで、テープの効き方は変わります。重い機種ほど、貼る面の条件に余裕が要ります。賃貸の場合は、はがしたときに跡が残らないかを管理会社に確認してから貼るのが安全です。


外から操作するには、ほとんどの機種で「もう1台」要ります

最後にもうひとつ。スマートロックは、本体だけではスマホとBluetoothで話すことしかできません。外出先から施錠を確かめたり開けたりするには、家のWi-Fiとのあいだを取り持つ機器が必要になります。

製品外出先から操作するのに必要なもの
SESAME 5Hub3 または WiFiモジュール(別売)
SADIOT LOCK2SADIOT LOCK Hub(別売オプション)
SwitchBot ロック LiteSwitchBot ハブ(別売)
SwitchBot ロック UltraSwitchBot ハブ(別売)
Dreame Sakura Lock Vision Pro不要(Wi-Fiに直接つながる)

ハブ無しで外から操作できるのは、5台中Dreameだけです。カメラも本体に入っていて、玄関前の映像を2K・赤外線ナイトビジョンで記録できます。ほかの4台なら別売機器を足して作る環境が、1台で完結するのがDreameの強みです。

ただし、前の章を思い出してください。Wi-Fiの常時接続とカメラは、どちらも電気を食う機能です。その両方を持つ機種が、電池寿命を公表していません。できることがいちばん多い1台が、いつ止まるかがいちばん読めない1台でもある。ここは割り切って選ぶ必要があります。


タイプ別・スマートロックおすすめ5選

① SESAME 5(セサミ5) ── 電池交換をできるだけ忘れていたい人へ

5台のなかで電池の持ちがいちばん長く、本体がいちばん小さくて軽い1台です。CR123A電池2本で、メーカーの公式ストアは1日約10回の利用で約500日の稼働をテスト済みとしています。年に1回も電池を替えない計算になります。

本体は約140g(電池込み・流通記載)。360°以上の数回転が必要なサムターンにも対応し、メーカーは「99%の鍵に対応」とうたいます。取り付けは付属の3Mテープ(3回分)か、別売のマグネットで。電池残量が少なくなるとメールで知らせてくれます。

注意

公式製品ページには、電池が切れかけたときに本体が粘る仕組み(予備電源や微電流解錠)の記載がありません。電池を長くもたせる方向に振った設計で、切れたあとの備えは物理鍵が担います。外から操作するには、Hub3かWiFiモジュールを別に用意してください。

こんな人に
電池交換の手間をとにかく減らしたい人。はじめてのスマートロックを、いちばん小さく軽く試したい人。
この5台でいちばん手に取りやすく、レビュー件数もいちばん多い1台です。

② SADIOT LOCK2 ── 電池の持たせ方を自分で選びたい人へ

5台で唯一、錠前メーカー系の国内ブランドの1台です。電池はCR123A 2本で約6か月(1日10回想定)。ここまではSwitchBot ロック Liteと同じですが、低電力モードに切り替えると約1年に延びます。さらに電池ホルダーには4本まで入ります。

本体は電池2本込みで約202g、幅約61×奥行約70×高さ約124mm。ドアが閉まったことを検知し、設定した時間(0秒〜最大1分)のあとに施錠するオートロックを備えます。通信はBluetooth 5.1で、外から操作するにはSADIOT LOCK Hub(別売)を組み合わせます。

充電式の電池は使えません

メーカーはCR123Aの充電式電池を使えないと明記しています。繰り返し使える電池で運用したい人には向きません。そのかわり「物理鍵は必ず携行してください」と、締め出しのリスクをメーカー自身が正面から書いているのは、この5台でSADIOTだけでした。

こんな人に
反応の速さより電池の持ちを優先したい日がある人。国内メーカーの製品で選びたい人。
低電力モードと4本ホルダーで、「持たせ方」を使い手が調整できる設計です。

③ SwitchBot ロック Lite ── 切れかけの「最後の1回」を拾いたい人へ

SwitchBotのエントリーモデルです。CR123A 2本で約6か月(1日10回想定)、本体は電池込みで約253g。電池の持ちはSADIOTと同じですが、切れかけたときの備えが手厚いのが特徴です。

残量が20%になるとアプリに通知が届き、メーカーによるとそこから約2週間ぶん使えます。さらに残り少なくなると、解錠のたびにブザーと赤いランプで知らせます。そして微電流解錠機能が、ほとんど残っていない電池から最後の解錠を絞り出します。

よいところ
  • 通知→ブザー→微電流解錠と、切れるまでに3段の備えがある
  • SwitchBotのハブや指紋認証パッドと組み合わせて広げられる
  • 本体は約253gで、Ultraより約120g軽い
気をつけたいところ
  • オートロックがタイマー式(ドアの開閉を見ていない)
  • 電池の持ちは約6か月で、年に2回ほど交換が要る
  • 外から操作するにはハブが別に必要
こんな人に
交換の回数は多少多くてもいいから、切れる前にちゃんと気づける機種がいい人。
SwitchBotの他の製品をすでに使っているなら、アプリとハブを共有できます。

④ SwitchBot ロック Ultra ── 締め出されないことを最優先にしたい人へ

5台で唯一、「電池が切れたあと」の電源を本体に別系統で持っている1台です。メインは4,200mAhの充電式バッテリーで、1回の充電で約1年。それが切れても、緊急解錠用の予備CR123Aが約5年・最大1,000回ぶん控えています。さらに微電流解錠も備え、メーカーはこれを「トリプル給電」と呼んでいます。

オートロックは開閉センサー式で、ドアが閉まったことを見てから施錠します。モーターはロックPro比で78.6%速く、20dB以下の静音モードもあります。筐体はマグネシウム・アルミニウム合金です。

その備えのぶん、重くなります

本体は約377g。SESAME 5の約2.7倍で、この5台でいちばん重い1台です。サイズも122×62.6×66.8mmと大きめ。サムターンまわりに貼れる平らな面が十分あるかを、買う前に必ず確かめてください。

こんな人に
鍵を持ち歩くのをうっかり忘れがちで、締め出しだけは絶対に避けたい人。
顔認証パッドや指紋認証パッドと組み合わせると、スマホを出さずに開けられる環境まで広げられます。

⑤ Dreame Sakura Lock Vision Pro ── ハブ無しで、玄関を見張りたい人へ

ロボット掃除機で知られるDreameが2026年4月に出した、同社初のスマートロックです。5台で唯一、Wi-Fiに直接つながり、ハブ無しで外から操作できます。さらに2Kカメラと赤外線ナイトビジョンを本体に積み、玄関前の映像を記録します(クラウド保存は3日間の循環が無料)。

解錠は指紋(最大99.9%・約0.5秒)、暗証番号、Bluetooth、リモコン、アプリ、音声(Alexa/Google Home)の6通り。ドアが完全に閉まると施錠するオートロックを備え、取り付けは工事不要・目安約15分とされています。

注意

公式リリース・販売ページ・発売時の報道を当たった範囲では、本体のバッテリー容量・電池寿命・充電時間・緊急給電の方法、本体のサイズと重さが公表されていません。分かっているのは「本体10%未満・キーパッド25%未満で通知する」ことだけです。Wi-Fi常時接続とカメラという電気を食う2つの機能を持つだけに、ここが読めないのは大きな空白です。電池の数字で他の4台と突き合わせたい人には向きません。

こんな人に
別売のハブや防犯カメラを買い足さず、1台で「外から開ける」「玄関を見る」をそろえたい人。
発売から日が浅くレビューもまだ少ないため、電池の実際の持ちは使いながら確かめることになります。

スペック比較表

項目SESAME 5SADIOT
LOCK2
SwitchBot
ロック Lite
SwitchBot
ロック Ultra
Dreame
Vision Pro
電源CR123A×2CR123A×2
(4本まで可)
CR123A×2充電池4,200mAh
+予備CR123A
内蔵バッテリー
電池寿命
(1日10回)
約500日約6か月
(低電力 約1年)
約6か月約1年(充電)-
切れかけの備え-低電力モード微電流解錠予備電池+微電流解錠-
重さ約140g約202g約253g約377g-
本体寸法(mm)92.7×57.0×
41.7/53.7
61×70×124111.6×59×73.2122×62.6×66.8-
オートロックあり※ドア閉を検知タイマー式開閉センサー式ドア閉を検知
外出先から操作Hub3等(別売)Hub(別売)ハブ(別売)ハブ(別売)単体で可
カメラ----2K
通信BluetoothBluetooth 5.1Bluetooth 5.0BluetoothWi-Fi+Bluetooth
編集部メモ

この表を上から読むと、「電池の持ち」「切れかけの備え」「重さ」の3行が、きれいに引っ張り合っているのがわかります。いちばん軽いSESAME 5は電池を長くもたせる方向に、いちばん重いUltraは切れたあとに備える方向に振り切っています。どちらが正しいではなく、「切らさない」か「切れても困らない」かの思想の違いです。そしてDreameだけは、その思想を判断する材料が公表されていません。

表の「-」と「※」について

「-」はメーカーの公式情報で確認できなかった項目で、その機能がないことを意味しません。SESAME 5の重さと寸法は公式製品ページに記載がなく、流通・レビューの記載値です。※SESAME 5のオートロックは、公式製品ページで方式の記載を確認できなかったため「あり」とだけ書いています。


やりたいことから引く早見表

やりたいこと選ぶべき1台理由
電池交換をできるだけ忘れたいSESAME 5約500日。年に1回も替えない計算
とにかく小さく軽いものを貼りたいSESAME 5約140gで5台中最軽量
締め出されないことが最優先SwitchBot ロック Ultra予備電池+微電流解錠の三重給電
切れる前に確実に気づきたいSwitchBot ロック Lite20%通知→ブザー→微電流解錠の3段構え
電池の持ちを自分で延ばしたいSADIOT LOCK2低電力モードで約6か月→約1年
国内メーカーの製品がいいSADIOT LOCK25台で唯一の錠前メーカー系
ハブを買わずに外から開けたいDreame Vision Pro5台で唯一、Wi-Fiに直接つながる
玄関前も見張りたいDreame Vision Pro2Kカメラ+赤外線ナイトビジョン内蔵
ドアが閉まったのを見て施錠してほしいLite以外の4台Liteだけオートロックがタイマー式

買う前に確認したい4つ

STEP
サムターンの形と、まわりの平らな面を測る

つまみの形と大きさ、本体を貼れる平らな面がどれだけあるかを測ってください。この5台は重さが約140g〜約377gまで開いています。重い機種ほど、貼る面に余裕が要ります。

STEP
物理鍵をどこに入れて持ち歩くか決める

スマートロックにしても、外から開けられる最後の手段は鍵です。毎日は使わないので、財布の奥やカバンの内ポケットなど、取り出さなくても常に入っている場所を先に決めておくと、締め出しの心配がほぼ消えます。

STEP
予備の電池を1セット買っておく

Dreame以外の4台はCR123Aを使います(Ultraは予備電源として)。コンビニで常に置いてある電池ではありません。通知が来てから探すと間に合わないことがあるので、本体と一緒に予備を1セット用意しておくのが安心です。

STEP
外から操作したいかを決めて、ハブの要否を確かめる

外出先から施錠を確かめたい、家族の帰宅を知りたい、という使い方をするなら、Dreame以外はハブが別に要ります。本体の値段だけで比べると、届いてから足りないものに気づくことになります。

3つめのCR123Aは本当に大事だよ。乾電池みたいにどこでも売ってるわけじゃないから、通知が来た日に限って手に入らない、なんてことがあるんだ。予備を引き出しに1セット。これだけで安心感がぜんぜん違うよ。


まとめ

  • 後付けのスマートロックは、電池でサムターンを回すモーター。電池が切れたら止まる
  • 同じ「1日10回」の前提でも、電池寿命は約6か月〜約500日と3倍近く開いた
  • 電池が切れた日に外から開ける最後の手段は、5台ともいつもの鍵。鍵は持ち歩く
  • 差がつくのは「切れる前に知らせるか」「切れかけで粘るか」。別系統の予備電源を持つのはUltraだけ
  • 電池の持ちと重さは表裏。最軽量のSESAME 5と最重量のUltraは、正反対の方向に振り切っていた

このジャンルを調べていていちばん意外だったのは、「何で開くか」の豪華さと「いつ止まるか」の情報量が、むしろ反比例していたことでした。いちばん機能が多いDreameは電池寿命を公表しておらず、いちばん素朴なSESAME 5がいちばん長い電池寿命を数字で示していました。

スマートロックは、毎日の開け閉めを楽にしてくれる道具です。けれど、その楽さを支えているのは電池と、カバンの奥のいつもの鍵です。入り口の種類を比べる前に、電池をどうもたせるか、切れたらどうするかを決めてしまえば、選ぶべき1台は自然に絞れます。

カタログの数字が何を前提にしているのかを読む、という考え方は家電全般に通じます。運転時間の「最長」を条件ごとに並べ直した記事と、バッテリーで比べたスマートウォッチの記事もあわせてどうぞ。

おつかれさま。最後にもう一度。スマートロックにしても、鍵は捨てないでね。カバンの奥にそっと入れておく。それだけで、スマートロックはぐっと気楽な道具になるよ。じゃあ、いい玄関になりますように。