- 「ハイスタイル」と「ロースタイル」の違いと、失敗しない高さの選び方
- 車キャンプ向けか、登山・ツーリング向けかを分ける「重さ・収納サイズ」の考え方
- 座り心地を左右する「背もたれの高さ・リクライニング」の見方
- 入門コンパクトからくつろぎ・一生モノまで、用途別のおすすめ5モデル
「キャンプ用に椅子がほしいけど、1,000円台から2万円近くまで価格がバラバラで選べない」——そう思って検索すると、同じ「アウトドアチェア」でも、低くて焚火向きのもの・ガッツリ倒れてくつろげるもの・手のひらサイズにたためるものが一緒くたに並んでいて、どれが自分に合うのか分からなくなりがちです。
キャンプチェアは、現地での「座っている時間」の快適さをまるごと左右する道具。ここを高さや重さで見誤ると、「テーブルと高さが合わず食べにくい」「重すぎてツーリングに積めない」「安物で座面が沈んで腰が痛い」と後悔しやすいジャンルでもあります。
この記事では、これから1脚目を選ぶ人に向けて、高さ・重さ・座り心地・安定性という選び方の基本を整理したうえで、使い方・スタイル別におすすめの5モデルを分かりやすく比較しました。
やあ、ペンギンのシラベーだよ。キャンプチェア選びは「①どう過ごす?(ハイかローか)→ ②どう運ぶ?(車か徒歩・バイクか)→ ③座り心地(背もたれ・リクライニング)→ ④安定感(耐荷重・脚の形)」の順で決めると迷わないんだ。まずは”テーブルの高さと過ごし方”からいっしょに考えていこう!
キャンプチェア選びで押さえる4つのポイント
① 高さスタイル ― 「ハイ」か「ロー」かで過ごし方が決まる
いちばん最初に決めたいのが座面の高さ(ハイスタイル/ロースタイル)。ここが決まると、合わせるテーブルや過ごし方まで一気に絞れます。
| スタイル | 座面高の目安 | 向いている過ごし方 |
|---|---|---|
| ハイスタイル | 約45〜50cm | 食事メイン・立ち座りが多い・普通のテーブルと合わせる |
| ロースタイル | 約25〜35cm | 焚火をのんびり・くつろぎ重視・低いテーブルと合わせる |
キャンプチェアで多い失敗が「テーブルと高さが合わない」こと。低いローチェアに普通の高さのテーブルを合わせると食事がしづらく、逆も同じです。すでに持っているテーブルがあるなら、その高さに合わせてハイ/ローを選ぶのが失敗しないコツです。
② 重さ・収納サイズ ― 「どう運ぶか」で許容範囲が変わる
同じキャンプチェアでも、車で運ぶか、徒歩・バイクで運ぶかで選ぶべき重さはまったく変わります。
| 運び方 | 重さの目安 | 相性のよいタイプ |
|---|---|---|
| 車・オートキャンプ | 3〜9kgでもOK | どっしり座れるロー/リクライニング |
| 徒歩・登山・ツーリング | 1kg前後が理想 | 折りたたみ超軽量・コンパクト |
ゆったり座れて安定するチェアほど重く、たためば手のひら大になる軽量チェアほど座面はコンパクトになりがちです。まず”運び方”を決めてから、その範囲で座り心地を比べると、オーバースペックな重い椅子や、逆に軽すぎて落ち着かない椅子を避けられます。
③ 座り心地 ― 背もたれの高さとリクライニング
長時間座るなら背もたれの高さとリクライニングの有無が効いてきます。頭まで預けたいなら背もたれの高い「ハイバック」、ガッツリ休みたいなら角度を倒せる「リクライニング」タイプが快適です。
- 頭・首まで預けられて長時間ラク
- 昼寝・焚火のまったり時間に強い
- 重く・大きくなりやすい
- 軽くて小さくたためる・持ち運びがラク
- 設営が速い・サブチェアにも便利
- 背もたれが低め・深くくつろぐには不向き
④ 耐荷重・安定性 ― 脚の形と素材をチェック
見落としがちなのが安定性。耐荷重の数値だけでなく、脚の形(4本脚か、X字か)や素材(アルミは軽い・スチールは頑丈)で、地面での安定感が変わります。
フレーム素材は、軽さ重視ならアルミ合金、頑丈さ・低価格重視ならスチールが基本。同じモデルでもアルミ版とスチール版で重さ・耐荷重・価格が変わることが多いので、「軽さ」と「タフさ」のどちらを優先するかで選び分けましょう。
キャンプチェアおすすめ5モデル比較表
今回紹介する5モデルを、スタイル・重さ・座り心地の軸でまとめました。価格は変動するため、最新価格は各商品カードから確認してください。
| モデル | スタイル | 重さ | 座面高 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| MONESTA 折りたたみスツール | 携帯スツール | 約950g | 6〜45cm可変 | とにかく軽く・安く・サブ用に |
| ハイランダー クライマックスローチェア2 | ローチェア | 約4.05kg | 約30cm | 焚火・くつろぎをコスパ良く |
| コールマン インフィニティチェア | リクライニング | 約8.8kg | 約50cm | 究極のくつろぎ・車キャンプ |
| ヘリノックス チェアワン | 超軽量コンパクト | 約890g | 約35cm | 登山・ツーリングで軽さ最優先 |
| スノーピーク ローチェア30 | ローチェア | 約3.6kg | 約30cm | 一生モノの座り心地・所有満足 |
① MONESTA 折りたたみスツール ― まず1脚、とにかく軽くて安いサブチェア
「価格を抑えて、まずは軽い1脚がほしい」人の入門枠。アコーディオン式で伸び縮みする携帯スツールで、重さは約950gと非常に軽く、収納時は厚み約6cmまで縮んでリュックにもすっと入ります。
座面の高さを6〜45cmの範囲で無段階に調整でき、焚火の前では低く、テーブル作業では高くと、1脚で幅広く使えるのも便利。強化版の3点ロックなら耐荷重は約200kgと、見た目以上にしっかり体を支えてくれます。
背もたれはないため長時間深くくつろぐ用途には不向きですが、フェスや行列待ち、釣り、登山のサブチェア、メインチェアのお供として1脚持っておくと重宝します。
② ハイランダー クライマックスローチェア2 ― 焚火に映えるローチェアの定番コスパ
「ロースタイルで焚火をのんびり楽しみたい、でも予算は抑えたい」人の定番枠。座面高約30cmのローチェアで、背もたれの角度を調整でき、体をあずけてゆったり過ごせます。
今回のアルミ(AL)モデルは重さ約4.05kg・耐荷重約100kgと、車キャンプなら十分に扱いやすいバランス。より頑丈さがほしい人にはスチール(ST)モデル(耐荷重約130kg)もあり、「軽さのAL」「タフさのST」で選び分けられます。1年保証が付くのも安心材料です。
1万円弱で背もたれ調整もできるローチェアが手に入るコスパの高さが魅力。焚火を眺めながらのんびり過ごす、王道のキャンプスタイルにしっかり応えてくれます。
③ コールマン インフィニティチェア ― 座ったまま無段階リクライニングで究極のくつろぎ
「とにかくガッツリ休みたい・昼寝までしたい」人の快適枠。座ったまま無段階でリクライニングでき、好きな角度でロックできる”ゼログラビティ系”のチェアです。フルフラットに近い姿勢まで倒せるので、焚火の前でも自宅のベランダでも、まるでリクライニングソファのようにくつろげます。
座面高は約50cmのハイスタイルで、立ち座りもラク。重さは約8.8kgとしっかりある一方、約3秒で設営・収納できる手軽さと抜群の快適性で、車キャンプでの人気は不動です。
約8.8kgとフルフラット時の大きさがあるため、基本は車で運ぶ前提のチェアです。徒歩やバイクでの持ち運びには向きません。その代わり得られる快適さは別格なので、”現地でどれだけくつろげるか”を最優先する人におすすめです。
④ ヘリノックス チェアワン ― 約890gに凝縮された超軽量コンパクトの完成形
「登山・ツーリングで、軽さと携行性を最優先したい」人の定番枠。軽量チェアの世界的ベンチマークで、重さは約890g(収納袋込みでも約960g)、収納時は幅35×奥行10×高さ12cmと、リュックの隙間に収まるコンパクトさです。
軽いのに座り心地が良いのが人気の理由で、つり下げ式のシートと背面メッシュが体を包み込むように支え、通気性も良好。それでいて耐荷重は約145kg(静荷重)と、軽量チェアとは思えない安心感があります。
超軽量チェアは座り心地を犠牲にしがちですが、チェアワンは軽さとくつろぎのバランスが絶妙。登山・バックパックキャンプはもちろん、”荷物を減らしたいソロキャンプ”の1脚としても長く愛されています。
⑤ スノーピーク ローチェア30 ― 長く使うほど愛着がわく、一生モノの定番
「良いものを長く使いたい・所有満足も大事にしたい」人のプレミアム枠。座面高約30cmのローチェアで、重さ約3.6kgとローチェアとしては軽量。アルミ合金フレームに竹集成材の肘掛けを組み合わせた質感の高さが、他とは一線を画します。
包み込まれるような座り心地と、経年変化を楽しめる素材感で、「キャンプの定番チェア」として長く支持されているモデル。デザインの完成度が高く、サイトの雰囲気づくりにも一役買ってくれます。
安い椅子を買い替えるより、良いものを1脚長く——という人に選ばれるモデル。約3.6kgとローチェアの中では軽めで、車キャンプなら扱いやすい重さです。
用途・スタイル別のおすすめまとめ
最後に、選び方に迷ったときの早見表です。「どう過ごすか」「どう運ぶか」から逆算すると、自分に合う1脚が見えてきます。
| こんな人・使い方 | おすすめモデル |
|---|---|
| まず安く軽く1脚・サブチェア | MONESTA 折りたたみスツール |
| 焚火をのんびり・コスパ重視のローチェア | ハイランダー クライマックスローチェア2 |
| 車キャンプで究極にくつろぎたい | コールマン インフィニティチェア |
| 登山・ツーリングで軽さ最優先 | ヘリノックス チェアワン |
| 一生モノの質感・所有満足を大事に | スノーピーク ローチェア30 |
迷ったら、まず”ハイかローか”と”車か徒歩・バイクか”の2つを決めるといいよ。そこさえ固まれば候補はグッと絞れるからね。ボクのいちおしは、はじめての1脚なら②ハイランダーでローチェアの気持ちよさを味わうこと。軽さ最優先の人は④ヘリノックス、くつろぎ最優先なら③コールマンだね!
まとめ
- 最初に決めるのは「ハイスタイルかロースタイルか」。持っているテーブルの高さと過ごし方で選ぶ
- 次に「どう運ぶか」。車なら重さは自由、徒歩・バイクなら1kg前後の超軽量を
- 座り心地は背もたれの高さ・リクライニング、安定性は耐荷重・脚の形・素材で見る
- 入門の①MONESTA、コスパの②ハイランダー、くつろぎの③コールマン、軽さの④ヘリノックス、質感の⑤スノーピークから、使い方に合う1脚を
キャンプチェアは、現地での過ごし方そのものを決める道具です。「どう過ごし、どう運ぶか」から逆算して選べば、価格やスペックの数字に振り回されずに、自分にぴったりの1脚が見つかります。まずは気になったモデルを、下のカードから最新価格でチェックしてみてください。