- 500GB・1TB・2TBに、写真・動画・TV録画・ゲームがそれぞれどれだけ入るか
- 「迷ったら1TB」と言われる理由と、500GBで足りる人・2TB以上が必要な人の線引き
- Macのバックアップ(Time Machine)やPS5で使うときの、容量の決め方
- 容量ごとに選べる、おすすめの外付けSSD3製品
外付けSSDを選ぶとき、最初に迷うのが「容量は何GBにするか」です。スペック表の「1TB」という数字を見ても、それが自分の写真や動画で何時間ぶんなのかはすぐには分かりません。この記事では、1TBに入るデータの量を種類ごとに計算し、そこから500GB・1TB・2TBがそれぞれ誰向きなのかを整理します。
やあ、ペンギンのシラベーだよ。容量選びのコツは「GB」で考えないことなんだ。写真なら何枚、動画なら何時間、ゲームなら何本。自分のデータに置き換えると、必要な容量は自然に見えてくるよ。
1TBに何が入る?データの種類ごとに計算する
まず、1TBにどれだけのデータが入るかを種類ごとに見てみます。計算の前提は、スマホ写真は1枚3MB、フルHD(1080p)動画はiPhoneの標準設定で1分あたり70〜105MB(Apple公式の目安)、4K/60fpsの動画は1分あたり約400MB(iPhoneの設定画面に表示される目安)、テレビ録画はそのままの画質(DRモード)で録画した場合のバッファロー公式の目安です。
| データの種類 | 1件あたりの目安 | 1TBに入る量 | 500GBに入る量 |
|---|---|---|---|
| スマホの写真 | 約3MB/枚 | 約33万枚 | 約16万枚 |
| フルHD動画(1080p/30fps) | 70〜105MB/分 | 約160〜240時間 | 約80〜120時間 |
| 4K動画(60fps) | 約400MB/分 | 約40時間 | 約20時間 |
| テレビ録画(地デジ・DRモード) | 約8GB/時間 | 約125時間 | 約62時間 |
| テレビ録画(BSデジタル・DRモード) | 約11GB/時間 | 約88時間 | 約44時間 |
| PS5の大型ゲーム | 1本50〜100GB超 | 約10〜20本 | 約5〜10本 |
表から分かるのは、写真と書類だけなら500GBでも使い切れないほど入る一方で、4K動画は1TBでも約40時間で埋まるということです。容量を決める分かれ目は「4K動画を撮るか」「大型ゲームを何本入れるか」の2点にあります。
なお、1TBと表記されたSSDは、パソコンの表示では約931GBになります。メーカーは1TB=1,000GBで数え、OSは1,024単位で数えるためで、故障や不良ではありません。上の表は1TB=1,000GBで計算しています。
500GB・1TB・2TB、それぞれ誰向き?
500GBで足りる人
書類やスマホ写真のバックアップ、テレビ録画、たまに動画を数本持ち運ぶ、という使い方なら500GBで十分です。地デジなら約60時間ぶんの録画が入り、写真なら十数万枚を保管できます。テレビやPS4に直挿しして使う人、サブのバックアップ先として1台持っておきたい人は、まずここから検討してください。
1TBが基準になる人
スマホの写真と動画をまとめて移したい、PS5/PS4のゲームを数本保管したい、フルHDの動画をPCで編集する、といった「一通りこなす」使い方なら1TBです。フルHD動画なら約160時間以上、4K動画でも約40時間入るため、家族の写真・動画の保管庫としては数年単位で使えます。親記事でも「迷ったら1TB」としている通り、容量と使いやすさのバランスがいちばん良い容量です。
2TB以上が必要な人
4K動画を撮りためる、Macを丸ごとバックアップする、大型ゲームを10本以上常備するのどれかに当たるなら、2TB以上を検討します。4K/60fpsの動画は1時間で約24GBになるため、旅行1回で100GB単位のデータが増えます。1TBでは数回の旅行で満杯になりかねません。
SSDは内部のデータ整理のために空き領域を使うため、満杯に近づくと書き込みが遅くなります。SSDメーカーのKingstonは、空き容量を15〜20%ほど残すことを推奨しています。保存したいデータがぴったり500GBなら、500GBではなく1TBを選ぶのが安全です。
「今あるデータの量」だけで決めると、半年後に足りなくなるんだ。写真や動画は増える一方だから、今の量の2倍くらい入る容量を選ぶと、買い替えずに長く使えるよ。
バックアップ用なら「元の容量の2倍」が目安(Mac・Time Machine)
Macのバックアップ機能「Time Machine」で使うなら、容量の決め方はシンプルです。AppleはMac本体のストレージの2倍以上のバックアップディスクを用意するよう案内しています。本体が512GBなら1TB、1TBなら2TBが目安です。
Time Machineは過去の状態を何世代も残していくため、本体と同じ容量では古いバックアップがすぐに消えていきます。バックアップディスクがいっぱいになると一番古いバックアップから自動で削除されるので、2倍以上の余裕があるほど、長い期間さかのぼれるようになります。Windowsの「ファイル履歴」や手動コピーでも考え方は同じで、世代を残したいなら、元のデータより大きな容量が必要です。
PS5・テレビ録画で容量を決めるときの注意
PS5:本体に入りきらないゲームの「保管庫」として使う
PS5のUSB拡張ストレージの要件は、SuperSpeed USB 5Gbps以降・容量250GB以上8TB以下・USBハブを使わず本体に直接接続、です。ただしPS5用のゲームはUSB拡張ストレージから直接プレイできず、遊ぶときは本体ストレージへコピーして戻す必要があります(PS4用ゲームは直接プレイ可)。つまり外付けSSDは、遊ばないゲームを一時的に置いておく「保管庫」の役割です。
PS5の本体ストレージは825GBですが、発売時の実機検証では使える空き容量は約667GBと報告されています。大型タイトルは1本で100GBを超えるものもあり、本体だけでは数本で埋まります。1TBの外付けSSDがあれば、本体より大きな保管庫を持てる計算です。
テレビ録画:録りためるならHDD、手軽さならSSD
テレビ録画は、DRモードで地デジなら1TBあたり約125時間、BSデジタルなら約88時間が目安です(バッファロー公式)。4K放送は1TBで約60時間ほどで、容量の消費が速くなります。
ただし、バッファローの解説によれば録画用の外付けHDDは最大8TBまで選べるのに対し、外付けSSDは最大2TBまでです。番組を大量に録りためたいなら外付けHDDの方が向いていて、SSDは「電源不要で、テレビの背面に挿すだけ」という手軽さを優先する人の選択肢です。テレビ側の対応機種はメーカーのページで確認してください。
容量で選ぶ、おすすめ3製品
親記事「壊れにくい外付けSSDおすすめ5選」で比べた製品のうち、容量の選択肢という観点で3製品を挙げます。同じシリーズで選べる容量は次の通りです。
| 製品 | シリーズで選べる容量 | 規格 | 公称速度(読込/書込) |
|---|---|---|---|
| BUFFALO SSD-PUT500U3 | 250GB/500GB/1TB | USB 3.2 Gen1(5Gbps) | 約430MB/s/非公表 |
| エレコム ESD-ERC1000GBK | 500GB/1TB | USB 3.2 Gen1(5Gbps) | 最大430MB/s/最大400MB/s |
| SanDisk Extreme(SDSSDE61) | 500GB〜4TB(国内の取扱容量は販売店で確認) | USB 3.2 Gen2(10Gbps) | 最大1,050MB/s/最大1,000MB/s |
| Samsung T7 Shield | 1TB/2TB/4TB | USB 3.2 Gen2(10Gbps) | 最大1,050MB/s/最大1,000MB/s |
500GBまでの手軽さならBUFFALOとエレコム、2TB以上が必要ならSanDiskかSamsungのシリーズという分かれ方です。耐久性や形状を含めた5製品の比較は、親記事を参照してください。
500GBで手軽に:BUFFALO SSD-PUT500U3
テレビ録画や書類・写真のバックアップが中心なら、500GBのスティック型が手軽です。USB-A端子に直挿しするケーブル不要の形で、約17gと軽量。地デジなら約60時間ぶんの録画が入ります。シリーズには250GBと1TBもあるので、録画を増やしたいなら1TBモデルを選ぶ手もあります。PS4のゲーム保存にも対応します(PS5は公式の対応記載なし)。
1TBをGen2で:SanDisk Extreme ポータブルSSD 1TB
写真・動画をまとめて保管する「基準の1TB」を、USB 3.2 Gen2の速さで使いたい人向けです。読込最大1,050MB/s・書込最大1,000MB/sで、3mの落下保護とIP65の防塵防水をうたうタフさが特長。カラビナループ付きで持ち歩きにも向きます。4K動画を撮る人が将来2TBへ移るときも、同じシリーズで容量を上げられます。
2TB・4TBまで選べる:Samsung Portable SSD T7 Shield
Macのバックアップや4K動画の保管で2TB以上が欲しいなら、1TB・2TB・4TBの3容量から選べるT7 Shieldが候補です。読込最大1,050MB/s・書込最大1,000MB/sのGen2で、ラバー外装により大容量ファイルを続けて書き込んでも性能を安定させる設計。3mの落下試験とIP65の防塵防水にも対応します。大容量を一気に書き込む用途ほど、この設計が効いてきます。
容量を決めたあとは「Gen1かGen2か」の速度選びが残ります。規格の読み方とコピー時間の差は、こちらの記事で整理しています。
まとめ
- 1TBには写真約33万枚、フルHD動画約160時間以上、4K/60fps動画約40時間、地デジ録画約125時間が入る
- 書類・写真・TV録画までなら500GB、写真と動画の保管庫+ゲーム数本なら1TB、4K動画やMacの丸ごとバックアップなら2TB以上
- Time Machineは本体ストレージの2倍以上、SSDの空きは15〜20%残すのが目安
- PS5用ゲームは外付けSSDから直接遊べないので「保管庫」として使う。TV録画を大量に録りためるならHDDも検討
容量選びで失敗しないコツは、GBではなく「自分のデータで何枚・何時間・何本か」に置き換えることです。今あるデータの量と、これから増えるペースを思い浮かべれば、500GB・1TB・2TBのどれが自分の一台かは自然に決まります。
PC周辺機器をまとめて見直したい人は、デスク環境全体の選び方をこちらのガイドにまとめています。