企業における知財のニーズは、各国の成長のピークから遅れてやってくるように感じます。
ここ2〜3年では、やはり中国関連のニーズがピークに達しているようです。
この流れから考えると、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が最も知財に力が入っている様です。
後数年でこれらの流れは徐々に、VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)へ向かっていく事が推測されます。
事実、知財の調査でも、これらの国に対する企業の要望は高まっているように思われます。
ゴールドマンサックス社が選定したネクストイレブン(ベトナム、フィリピン、インドネシア、韓国、パキスタン、バングラデシュ、イラン、ナイジェリア、エジプト、トルコ、メキシコ)については
知財戦略が求められる日本企業においては、範囲が広く需要はまだまだ少ないです。
国の成長に伴い、いままで技術力を持っていなかった企業が、外国企業を脅かす可能性も出てきます。
国の成長と、事業の戦略に合わせて、定期的に新興国の知的財産(特許、実用新案)などは監視して行く必要があるでしょう。